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この1年で印象に残った記事(自分の記事、他媒体の記事)──ITの人へのインタビュー記事をもっと書きたい!

久々のBlog更新です。はてな岑さんから振られたハイパーリンクチャレンジ2015に、2015年最後の日ということもあり挑戦してみます。自分の振り返りも兼ねて書いてみます。

自分の記事から──こんな記事を書いてきたし、書いていきたい

まず、印象に残った自分の記事から。

「僕らはインディーズ」、受託からインターネットサービスへ変身できた秘密とは

ヌーラボ橋本正徳さんへのインタビュー記事です。無署名なんだけど、私が書きました。橋本さんとは古い知り合いということもあって、かなり個人的な事まで聞いたインタビュー記事です。劇団の経験とヌーラボ創業は、実はつながっていたんですね。

鮮烈な演出を支えるのは、枯れた技術と入念なテスト――ライゾマティクス リサーチのプログラマーに聞く

ライゾマディクス リサーチのプログラマ、花井裕也さんのインタビュー記事も印象に残った仕事でした。花井さんは理工学部修士課程在学中にISSCCでの発表経験があり、ソニーで研究職をしていたところでPerfumeの「氷結SUMMER NIGHT」を見てライゾマティクスに応募したという経歴の持ち主。取材で聞いた「地べたに座り込んでプログラミング」のくだりでは、エンジニア気質とアートはいい感じで結びつくんだと感じました。

未来都市を考えるイノラボが、ロボットを作って着るクリエイターきゅんくんと組んだワケ

テクノロジーとアートの関連ということでは、電通国際情報サービス(ISID)の外部研究員としてロボティクスファッションクリエイター「きゅんくん」が招聘されたことを伝える記事も印象に残っています。テクノロジーというと有用性をまず考えてしまいがちですが、この過剰性の時代、有用性だけでは行き詰まります。そこに「好きなもの(=ロボット的ななにか)を着る」という発想で作品を作る発想の素直さが、いい方向に出ているのかなと。この記事を書いた後、「きゅんくん」はGoogleのAndroidのテレビCMに出演したり、 『日経ビジネス』の表紙を飾ったりすることになります。

もちろん(岑さんに言及してもらった)TechCrunchに書いた記事 グーグルでChrome開発に関わった及川卓也氏が「Qiita」開発元Incrementsの14人目の社員にも印象に残った記事です。この後、40歳代後半で一流企業からスタートアップへ移った及川さんのチャレンジに刺激を受けた人が大勢出てくるのではないかと感じています。

自分としては、IT系で「話すべき言葉を持っている人」へのロングインタビューの仕事は、積極的に受けていきたいと思っています。興味を持って頂いた編集部の方は、下記までご連絡いただけると嬉しいなと。

hoshi (あっと) commonsmedia.co.jp
(あっと) を@に置き換えてくださいね。

他媒体の記事から──AI、メディア、ビットコインとブロックチェーン

他の媒体の記事、ということでメディア運営者目線のチョイスが期待されているのでしょうが、当方は今は自分のメディアを持っている訳ではないので、単純に「読んで印象に残った記事」を上げてみます。

巨人たちが語るディープラーニングの未来(翻訳記事)

2015年7月に開かれた機械学習の国際会議のパネルを伝える記事の翻訳ということなのですが、AIやディープラーニングの当事者が何を語っているのか、何に興味を持っているのか、そのあたりが分かります。商業メディアは、だいたい成果が出たとか、資金を調達したとか、そういうタイミングで記事が出る訳ですが、学術研究の人たちは別の時間軸で考えている訳で、そうした話が自分にはものすごく面白く感じました。3次元構造を持つ専用LSIや、自然言語への応用といった新しい可能性の話を聞くとワクワクします。

商業ライターにおける5つの発展段階について(Publickey私案)

いろいろ考えさせられる記事でした。短い言葉では説明が難しいのですが、あえて補足すると「読者と広告主は利害相反の関係にある(あなたも邪魔な広告は見たくないでしょ?)。そこを調停して、読者と広告主の双方にとっての価値を生み出すのが広告モデルのメディアである」というのが、当方の考えです。そうした「調停」ができるライターが、商業ライターとしては最終段階ということじゃないのかな、と感じています。

銀行のATMカードを封印して、Bitcoinで生活できるか試してみることにした

記事の書き手が、自らを実験台にして、ビットコイン生活を実践してみる記事です。とはいっても「人はビットコインだけで生きていけるか」的なネタ記事ではなく、一人の大人がビットコインで貯金して、消費して、さらには投資を回収しようとしている様子を描いています。ここが個人的なツボに入りました。他のエントリーでは「マイニング詐欺」に騙された話も赤裸々に書かれています。ビットコインに関して、こうした等身大の目線で書かれた記事はけっこう貴重だと思います

私はこの記事に影響されて、e-coinのデビットカードを入手してみました。英国の企業が発行しているカードで、ビットコインで入金して、ドル建てのVISAデビットカードとして使えます。このカードの大事な点は、例えば万一この日本国の銀行預金が封鎖されたとしても(あくまで例えば、の話ですよ、念のため)、ビットコインを持っていれば海外のATMでドルで引き出して使えるところです。

BITNATIONがブロックチェーンを利用した難民支援プロジェクトを開始

銀行で口座を作れないシリア難民の援助のため、ビットコインとブロックチェーン技術を活用しようというプロジェクト(BITNATION REFUGEE EMERGENCY RESPONSE (BRER))の記事です。ブロックチェーン身分証、ビットコインデビットカード、そしてビットコインによる寄付。自分の国を失った人に対して、特定の国家や企業に依存しないブロックチェーンとビットコインは支えを提供できるという視点は、ものすごく新鮮でした。

最後に、ハイパーリンクチャレンジ2015とは、一応次のような企画、らしいです。

「ルールはその年(2014年12月から、2015年11月)までに公開されたウェブコンテンツから印象に残った記事を2本だけピックアップする。1本は自らが執筆・制作に関わった記事、もう1本は他媒体で公開された記事とする」

2本だけ、というルールはあまり守られないようなので、こちらも緩く選ばせて頂きました。

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