子ども向けプログラミング環境Scratchに光、音、ボタン、スライダーの各センサーをつなげる「(仮)nekoboard」をMaker Conferenceで参考出品
Arduinoなど電子工作用モジュールを販売するスイッチサイエンスが販売を予定する新製品「(仮)nekoboard」が、2012年6月2日、日本科学未来館で開催されたMaker Conference Tokyo2012で参考出品されているのを見つけました。
この製品の概要は次のようになります。
- 子ども向けプログラミング環境Scratchで使えるセンサーボード
- 寸法は手のひらにちょうど収まるぐらい
- 光センサー、音センサー、プッシュボタン、スライダーボリュームの4種類のセンサーをボード上に搭載
- micro USBでコンピュータに接続。
- 実はArduino互換ボードとしても使える
会場では、「音センサーに声を吹き込むと、Scratchで表示している人物が『口を開けて声を出している姿になる』」「光センサーの入射光を手などで遮ると、画面がフェイドアウトする」といったアプリケーションを見せていました。もちろんScratchで作られたものです。
設計・開発はスイッチサイエンスで行ったとのこと。いわゆるパーソナルファブリケーションで試作ボードを作ったそうです。
製品名は未定ですが、手書きで「nekoboard」と書かれていました。この名前になる可能性も大きい模様です。価格は未定とのことですが、Arduinoボードは2800円程度で入手でき、それにセンサー類を付けて端子類を若干減らしたもの、と考えると、だいたい価格帯の想像は付くと思います。1カ月後ぐらいに出荷できそうとのこと。
追記:
コメント欄や、次のツイートで、Scratchに手足を付けるアイデアを実現したガジェットの存在を教えて頂きました。
.@AkioHoshi ArduinoをScratchのセンサーボードとして使うアイデアは、たぶん@yokobondさんが最も早く、それに韓国のHelloBoardが続きました。nekoboard開発の直接のきっかけになったのは、@tomonnn1さんの、なのぼ~どです。
— Kazuhiro Abe (@abee2) June 2, 2012
「なのぼ〜ど」については、作者の方にお目にかかる機会がありました。次の記事です。
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Comments
Scratchセンサーボードは、いろいろありますよ。
オリジナルのPICOBOARD、
http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=614
韓国のHELLOBOARD、
国産では、1500円キットの なのぼ~ど、
モータも回せる なのぼ~どAG
などなど
Posted by: ともん | June 02, 2012 08:33 PM
コメントありがとうございます。記事に、若干の情報を追記しました。
Posted by: 星 暁雄 | June 11, 2012 07:00 PM