桜色のマイコンボード「GR-SAKURA」がAndroidと連携したりTK-80になったりするデモが続々と
先に「GR-SAKURA」と「がじぇルネ」を紹介しましたが、その応用例が面白いので紹介します。「GR-SAKURA」がADKでAndroidと連携したり、TK-80になったり、放射線計の心臓部になったりと活躍しています。
ADKがもう動いていたんですね。
ADK(Android Open Accessory Development Kit)は、Androidスマートフォンとマイコンボード(USBホスト機能付き)を接続して連携させるフレームワークです。「電子工作もの」のホストコンピュータとしてPCではなくAndroidを使えると、工作物をコンパクトにまとめられたりと自由度が広がると思います。
TK-80(Wikipedia)は1976年に販売されたマイコンキットです。8080A互換プロセッサを備え、16進数キーボードと8桁の7セグメントLEDディスプレイを使ってプログラムを入力、実行を手軽に試すことができました。
動画と発表資料がアップされていますが、それによると自作シールド(キーボードとLEDディスプレイ付き)と8080エミュレータなどを組み合わせ、TK-80エミュレータをGR-SAKURAで作っています。
そういえば、TK-80開発元のNEC半導体事業部は、現在はGR-SAKURA開発元であるルネサスエレクトロニクスの一部になっているのですね。
GR-SAKURA搭載のマイコンRX63Nに内蔵されているFPU(浮動小数点演算ユニット)を駆使したサンプルです。
フォトマル+シンチレーション+GR-SAKURAで放射線量計を製作
電子工作の題材としての「放射線量計」は、切実なニーズがあることから注目されている分野といえます。
こうした応用例を見ていると、「GR-SAKURA」を電子工作の素材として使ってもらいたい、という提供側の姿勢が分かってきました。
日本発で、後発ながらArduinoやmbedの「いいところ取り」をしたGR-SAKURAには注目してみようかと思いました。
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