Ruby2.0はChromeブラウザでネイティブに動くようになりそう
Ruby2.0は、Chromeブラウザ上でネイティブに動くようになる方向で開発が進められています。
プログラミング言語Rubyの新バージョンであるRuby2.0は、Ruby誕生から20周年にあたる2013年2月24日リリースへ向けて開発が進められています(関連記事「ニコニコ超会議の「超エンジニアミーティング」 を全部取材してみた」)。
Ruby2.0のリリースマネージャ遠藤侑介さん(るびま0038号掲載のインタビュー)のBlog「まめめも」に、その最新の進捗を記録する「Ruby 2.0 リリース週記 (2012/05/14 - 20)」が掲載されました。
ここで大事なのは、8月に主要機能のフリーズが予定されていることです。遠藤さんのBlogでは「機能提案締め切りまであと約 3 ヶ月です」と記されています。
そして、目を引くのは、「今週のニュース」として紹介されている「Native Client対応パッチ導入」です。
Native Client(NaCl)は、Googleが開発するWebブラウザChromeの機能の一つで、ネイティブコードをブラウザの上で動かしてしまう仕組みです。ブラウザ上で機械語で書かれたゲームを動かすようなユースケースが想定されています。今回登場したRubyのNative Clientパッチのように、「言語処理系をブラウザで動かす」事が手軽にできるようになると、また新しい使い方が出てくるかもしれません。
遠藤さんのBlogにはNative Client上のRuby処理系のデモページが紹介されていたので、ちょっと試してみました。
Chromeのアドレスバーで「Chrome://flags」と入れてリターン。すると「試験運用機能」の一覧が出てくるので、その中の「ネイティブクライアント」を「有効」にします。その後でChromeブラウザを再起動。
上記Blogページにデモページのリンク先があるので、開いてみます。若干待たされたのち、入力画面が出てきます。以下の画面キャプチャは、簡単なRubyコードを実行させたところです。
まだ初期のパッチがリリースされた段階です。一般ユーザーにお勧めできる段階ではありません。もし試してみたい場合は、あくまで自己責任でお願いします。
このNative Client対応が今後どうなるかは、現時点ではまだ確かなことはわかりません。成り行きによっては、ブラウザとサーバの両方でRubyが動くようなシステムの構築が現実的になるかもしれません。パッチの作者のYuguiさんには、僭越ながら私からもエールを送りたいと思います。
さらに他のプログラミング言語処理系がNative Clientに対応する動きが出てくると、非常に面白い展開になりそうです。
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