PythonでPICマイコンを制御する「pyMCU」、価格は24.95ドル
pyMCUは、「Python言語で制御できるマイクロコントローラ」です。
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搭載チップはMicrochip PIC 16F1939。クロック周波数32MHz。Pythonで記述したプログラムをホストコンピュータ側で動作させます。PICマイクロコントローラ(PICマイコン)連携用のPythonモジュールを提供します。価格は24.95ドル。
Python言語とマイクロコントローラの組み合わせは過去にも例があり、Pythonをマイクロコントローラの上で直接動作させる「pyMite」というプロジェクトもあるそうです。ただし、マイクロコントローラ上でPython言語を動かす構成の場合は機能上の制約、コンピュータ資源上の制約が大きいため、pyMCUではホスト上で動く構成を採用したとのことです。
商品企画としては、Arduinoに近い感じです。ArduinoはAVRマイクロコントローラを軸に作られたボードで、ホストコンピュータ上の高級言語プログラムと連携して動かすように作られています。
最近注目度が高いプログラミング学習用の超小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)」のフォーラムでも、このpyMCUを話題にしている人がいるのを見つけました。
pyMCU - python controlled hardware I/O board
Pythonに強いこだわりがある人、特に「PythonでPICマイクロコントローラを使いたい」ニーズを持っている人はpyMCUを検討する価値がありそうです。
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