続・iOS版Scratch──オープンソースで公開中、セルフビルドできれば利用可能です
子ども向けプログラミング環境ScratchのiOS版がApp Storeから削除された後の物語を記事にしたのですが、その後、iOS版Scratchはオープンソースとして公開されていることを知りました。
発端となったのは、この記事です。
App StoreからScratchが削除された後、開発チームは何をしたのか
このBlog記事に対して、ScratchのサークルOtOMOや、SqueakのコミュニティSqueak-ja、Squeakland.jpで活動を行っている阿部和広さんからご指摘をいただきました。そこで教えていただいたのが、「iOS版Scratchはオープンソースで入手できる」ことです。作者のJohn M. McIntosh氏と阿部氏は10年来の交流があるとのこと。
Scratch のプロジェクトを iPhone/iPad 上で動かせる Scratch.app for iOS
ソースコードは、iOS版開発者のJohn M. McIntosh氏のgithubが公開されています。
https://github.com/johnmci/Scratch.app.for.iOS
iOSデベロッパーアカウントを持っていて、ソースコードからビルドして実機で動かす環境があれば、誰でもScratch.appを動かせます。
Scratchのワークショップでも、セルフビルドしたiOS版Scratchを活用しているとのことです。
スクラッチ x iPad ワークショップ at 西町インターナショナルスクール
また「Scratch2.0」が近いうちにリリース予定という情報も頂きました。Flashを使って作り直し、SNSやクラウドサービスと統合するとのこと。Flashが動くAndroidでも動作するようになります。
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