時を超えてペンコンピューティングが蘇る──ブロガー向けGalaxy Note活用法セミナーを覗いてみた
ブロガー向けセミナー「GALAXY Note Class」というイベントに誘われて、参加してみました。2012年4月6日にNTTドコモが発売したサムスン電子製スマートフォン「Galaxy Note」の活用方法を紹介する内容です。
セミナーでの活用法の説明は主に「写真+手書き」にフォーカスしたものでした。Galaxy Noteは付属のペン(スタイラス)で細かい文字や絵を描くことができます。ペンは感圧式で、ペンタッチを駆使したイラストや筆文字を描くことも可能です。スマートフォンのタッチパネルと指を使う場合には、あまり細かな書き込みはできません。またPCとタブレットを揃えるのも、ハードルが高い。一方、Galaxy Noteは圧倒的な手軽さで「その場で撮ったり選択したりした写真に、ペンでちょっと書き込む」ことができます。
特筆すべきことは、多忙を極めているであろう講師の方々が、それぞれGalaxy Noteを使いこなしていたことです。
かつて、ペンコンピューティングが注目された事がありました。1990年代初頭に、GOのPenPoint(Wikipedia)、AppleのNewton、そしてMicrosoftのWindows for Pen Computingが登場して、ちょっとしたペンコンピューティングのブームが起きました。私はその時期に登場した製品を見て「ペンは革命的に直感的で手軽な使い方を実現する可能性がある」という事を強く感じたのですが、そのメリットが広く世に伝わることがないままブームは終息。時を超えて、今まさにペンコンピューティングのメリットが目の前で蘇った感があります。
セミナーは2部構成で、1部はビジネスへの活用、2部はファッションへの活用がテーマです。最初の写真は、セミナー1部の講師、熊坂仁美さん(ソーシャルメディアコンサルタント)が、インターネット上の影響力を図るサイトKloutのCEOであるJoe Fernandezさんに会った時の様子です。

ハイテク企業のCEOとはいえ、まだ顔で分かってもらえるほど有名な方という訳ではないので、写真だけでは「どういう人と会ったのか」が伝わりにくい。そこでGalaxy Noteの上で手書きメモを入れれば分かりやすくなる、というのが熊坂さんの説明です。
熊坂さんは、Galaxy Noteならではの「写真+手書き」の使い方を次々と紹介していきます。
書類確認&指示に使う
Webサイトのデザイン直しの指示を手書きで作る様子。出先でささっと画面キャプチャを撮って、ペンで手書きで直し指示を入れています。この種の仕事ではGalaxy Noteは他に例のない独自の優位性を持っているといえます。

アポイントメモ
地図に手書きメモを書き込んで案内状をささっと作る様子。

資料作り
カンファレンスで会った人に関する備忘録をささっと作る様子。

お礼メッセージ
会った人への写真に手書きを添えた「お礼状」をささっと作る様子。

熊坂さんは、こうした具体的な活用方を紹介した後で、Facebookで作る企業のページでは、今は次の点が重要になっていると指摘します。
- ビジュアルが重要。はっきりいって文章だけの投稿はあまり読まれない。写真をいかにうまく使うか。
- リアルタイムが重要。「今、イベントやってます」という情報をリアルタイムにシェアする。
こうしたポイントを抑えるには、スマートフォンで写真を撮って、手書きで情報を添えて投稿する、というコンビネーションが有効となるという訳です。「ソーシャルメディアのビジネス活用には、スマートフォン、特に手書き機能を使えるGalaxy Noteは"使いで"がありそうだ」というメッセージが伝わってきます。
さて、セミナー2部の講師はファッションエキスパート植松晃士さん(ファッションエキスパート)。ファッションに関して他人に何かを伝えるとき、写真+手書きはやはり強力だというお話でした。

講師の植松さんが、参加者のブロガーの方から寄せられたファッション写真に、手書きで靴の色を変えるよう「ダメだし」をしています。「今年はカラーパンプスが流行り」だそうです。

こんな感じでセミナーは終了しました。「Xiで高速通信! デュアルコアプロセッサで高速動作! 大画面だが軽量!」といったスペックの話が一切出てこないで、ユースケースに集中したセミナーを聞くのは、私にとっては新鮮な体験でした。
最後に、私が普段使っているGalaxy Nexus(右)とGalaxy Noteを並べてみました。4.65インチ画面のNexusも、Noteの前では一回り小さく見えます。

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