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「Blogを書く」ということ(後編)「プロブロガー養成セミナー」のこと

前編からの続きです。そのようにして、「プロブロガー養成セミナー」に参加した訳ですが、非常に興味深い体験でした。プロブロガーとはどういう人たちなのか、少し分かったような気がします。

まずセミナーの模様の紹介記事を挙げておきます。

「コグレ・するぷのプロブロガー養成セミナー」にご参加頂きありがとうございました。

セミナー参加後の感想なのですが「自分のBlogをもっと大事にしよう」、と思うようになりました。

私は「物書き」としてはプロフェッショナルです。前職ではちょうど20年間、編集の最前線で働きました。会社員1年目から20年目まで、ずっと何かを書いたり編集したり企画したりしていたのです。そこで私が受けてきた職業的な書き手としての訓練&実践してきた規範と、Blogの文化は、実はぜんぜん違います。このエントリではBlogの文化の話をします。

どんな人でも、1日1本以上の記事を書き続ければ、「その人の器に合った何者か」になれる、そう思います。そういう人の中で収益化に成功した人が、プロブロガーと呼ばれるのでしょう。

以下、「プロブロガーセミナー」で印象的だったお話をメモしておきます。

テンプレートはいらない、毎日の素振りで「型」を作る

コグレマサトさんのプレゼンテーションのタイトルは、なんと「ブログ精神論」。ブログを書き続けるということは、突き詰めると記事のパターンを増やしていくこと。実際にコグレマサトさんはニュースへのコメント、飲食店のレビュー、iPhoneアプリのレビュー、グラビアアイドルの写真集の紹介など、幅広いレパートリーで記事を増やし続けています。

そして、コグレさんは、「ブログを書くためのライフハック」とか「○○するための10カ条」みたいな考え方は、もうやめましょう! と言います。プロブロガーは職人であり、職人は「10の方法」的なやり方はしません。コグレさん自身も、テンプレート的な方法論を試みて、飽きてしまったという事があるそうです。そこから「テンプレートでは人の心を動かすことはできない」「テンプレートはテンプレートを越えることはできない」と語ります。

ではどうするか。それでも、「型」は大事です。だから毎日「素振り」を続ける、毎日ブログを書き続けることが大事だ、と言います。何度も書いて、自分の身体に覚え込ませる、そうすることで過去の自分を超える記事を書けるようになるのだと。

「書きたくない時には書かない」という姿勢に理解を示しつつも、コグレさんは「僕は、書いて、書いて、書き続けた方が素振りとして型になるんじゃないかと思っております」と締めくくりました。

自分のソーシャルメディア活用法を鍛え抜く

つづいて*するぷ*さんのプレゼンテーションは「ソーシャルメディア筋肉の鍛え方」という体育会系(?)のタイトルでした。

ソーシャルメディア筋肉とは「ソーシャルメディアにおける繋がりの強さと数」。要は、自分自身が持つソーシャルグラフ(人との繋がり)とそこに蓄積された関心・信頼度の総和を高めていく、という感じでしょうか。

そこでの鉄則は「自分が思っているより他人は自分に興味がない」ことです。どういうやり方で興味を持ってもらうのか? 例えば、プロフィールをBlogのサイドバーの一番上に置く。そこに誕生日や性別を書くだけでも、興味を持ってもらえる可能性は増える。

別のやり方は、Blog本文の冒頭に自分の自己紹介を書くようにする。例えば「水樹奈々さんの記事を書くときは、『自分は水樹奈々さんのETERNAL BLADEが大好き』といった話を冒頭に書く。もちろん自分のTwitterアカウント付きで」。こうすると、目に見えてフォロワー数が増えるようになったそうです。

どんな例があるんだろう、とするぷさんのBlogを見ると「水樹奈々の曲を毎日耳に当てないと手が震えるレベルに好きな、するぷ( @isloop )です!」(チケットぴあの「ウレぴあ総研」さんで、水樹奈々のライブ「NANA MIZUKI LIVE CASTLE KING'S NIGHT」のレポートを書かせていただきました!冒頭)といった感じですね。

要は「書き手としての自分」に共感してもらいやすい要素を増やす、ということですね。これが好きだ! と宣言することで覚えてもらいやすい。しかも、その好きなことの情報や仕事が集まっていくので繋がりもできやすい。そして、上の記事のように仕事のオファーに繋がる可能性もある、という訳です。

するぷさんは、「ブロガーならFacebookページを持つべき」と力説します。実名と顔写真アイコン付きで友人が「いいね!」を押してくれるページには説得力がある、ということですね。

この種の努力を日々淡々と続ける、「筋トレ」することで、するぷさんの言う「ソーシャルメディア筋肉」は鍛えられていき、Blogの記事も読まれやすくなります。そして、筋肉をつけるコツは「共感」だ、するぷさんは締めくくりました。

ワークショップでは様子見してしまいました

さて、この後にワークショップとして、「お題に沿って60分でBlogに記事を1本書く」実習を行いました。

「お題」は、「スマートフォンアプリのレビュー」、あるいは「今日持っているもののレビュー、自分のブログのレビュー」です。

さて、私自身はというと、ある記事を1本書き上げましたが、公開は見送ってしまいました。ですので、このワークショップに参加したとは言えない状態です。この時の記事は、別の機会にまた発表するかもしれません。

「情報論ノート」というBlogの性格と、ストレートなレビュー記事が今ひとつしっくりきていないな、という直感のようなものも、一つにはありました。

さて、私がちょっと驚いたのは、20名以上の参加者の皆さんが、それなりに体裁の整ったBlog記事を完成させて公開していたことです。ネタを選んで書く筋肉、が付いている人たちが大勢いることを実感します。

今回のセミナーの趣旨に合わせて本気でBlogをやっていくなら、「つべこべ言わずに、60分以内で記事を公開しようよ!」がたぶん正しいのです。一方、自分は「それは実行可能だけど、今すぐ公開するのは何か違う」と感じてしまったのですね。その理由は非言語的な直感なのですが、あえて言語化すると「取り上げた対象への敬意を示すには、もっと手をかけたい」、それに「今、Blogの読者(そして自分のTwitterフォロワーのタイムライン)に流すべき情報なのか?」と一瞬考えてしまった、ということが含まれていたようにも思います。

私自身が「プロブロガー」を目指すかどうかといえば、これはまだ分かりません。ただ、「これは自分のメディアである」という気持ちを持って、Blogを書き続けようという気持ちは、さらに強まりました。プロであろうがノンプロであろうが、このBlogと、Blogを読んでくださる皆さんは大事にしていこう、と思っています。

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