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アンデルセンの事例を報告、Amazon/Hadoop/Asakusaで基幹バッチ処理の所要時間を1/12、運用コストを1/10に

アンデルセンサービスの基幹システムにHadoop/Asakusaフレームワーク/Hadoopを適用したシステムが稼働を開始していることを、システム構築を担当したノーチラス・テクノロジーズが発表しました。

ノーチラス・テクノロジーズが株式会社アンデルセンサービスの原価計算の基幹バッチ処理をAsakusa Framework™/Hadoopにて1/12の時間に短縮 アマゾン ウェブ サ―ビス®のAmazon® VPCを利用し、インフラ構築・運用コストを大幅削減

発表文で記述している概要は、次のようになります。

  • 対象は、ベーカリー事業を営むアンデルセングループのシステム
  • 従来システムでは、原材料原価を積み上げ製品原価を算出するバッチ処理をRDB上で行っていた
  • 新システムでは、RDB上にPL/SQLで開発されていたバッチ処理を、ノーチラスが開発するAsakusaフレームワークを利用してHadoop上のMapReduceアプリケーションに置き換え、並列処理によりバッチ所要時間を削減した
  • バッチ処理時間は4時間から20分に短縮(所要時間が約1/12に)
  • なおかつ、従来システムではDBサーバー上で実行していた処理をオフロードしたことにより、サーバの負荷も低減させた
  • Amazon EC2、Amazon S3、 Amazon Virtual Private Cloud(VPC)の3種のクラウドサービスを利用することで、インフラ構築の期間を短縮、初期コストを低減
  • オンプレミス想定構築運用費用の約1/10に運用コストを低減
  • 2012年4月に本稼働を開始

企業システムに関わる人であればご存知の通り、バッチ時間の短縮は、業務システムにとっては重要な意味を持ちます。4時間が20分になるということは、「今まであきらめていたこと」、例えば複数回のバッチ処理実行による製品価格シミュレーションなどを日々の業務に取り入れることができるようになることを意味します。

ただし、業務に直結する企業システム構築の現場では実績や安全性が厳しく問われます。技術評価や、実験的システムではなく、現実の日々の業務に直結するシステムで新たな事例の報告が出てきた事は、クラウド&Hadoopによる並列処理を推進する人たちにとっては結構なインパクトがあるのではないでしょうか。

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