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「第2回ニコニコ学会βを開催してみた」で聞いたスケルトニクスとセクハラ・インタフェースの話

「第2回ニコニコ学会βを開催してみた」というイベントに参加してみました。「ニコニコ超会議」で開催された「第2回ニコニコ学会β」の舞台裏を語るトークイベントです(第2回ニコニコ学会βを開催してみた(Facebookページ))。

「ニコニコ学会」は、「ニコニコ動画」を運営するドワンゴ・・・と強い繋がりがあるというわけではなく(ここは大事ですが、意外と知られていないようです)、プロの研究者である江渡浩一郎さんが中心となって、プロの研究者や「野生の研究者」らが研究成果発表やディスカッションを繰り広げる場所です。普通は「在野の」という言葉を使いますが、「野生の」はいい響きですね。

実は私は「ニコニコ学会β」そのものは見ていません。「ニコニコン超会議」では、この学会とは別のマラソン企画「超エンジニアミーティング」に張り付いていました(ニコニコ超会議の「超エンジニアミーティング」 を全部取材してみた)。ただ、江渡さん達の動きは以前から「面白そうだなー」と思っていて、このイベントでその空気感の一部でも掴めたら、と思っていた訳です。

イベントの雰囲気ですが、トークイベントなのですがドリンク付きでDJがあって自由時間が多く、パーティーとしての性格が強い集まりでした。会場の「SUNDAY ISSUE」はギャラリースペース、ブックコーナー、ラウンジバーが集まった、オシャレな場所です。という訳で全体に「夜っぽい」雰囲気でした。

トークセッションでは、次のメンバーが「ニコニコ学会」を語ります。参加者は次の方々です。

  • 江渡浩一郎さん(ニコニコ研究会委員長)
  • 高須正和さん(チームラボ株式会社 カタリストDiv)
  • 新井俊一さん(ソフトウェア技術者連盟 理事長)
  • 大岡寛典さん(大岡寛典事務所)

まず、最も重要な話題は、「書籍『ニコニコ学会βを研究してみた』を買ってください!」でした。江渡さんは「この本が売れないと2冊目も出ないので!」と強調。実際、この本は書店でもどのコーナーに置かれるか予測がつかないので、積極的に見つけて買っていかないとすぐ見つからなくなりそうな(?)種類の本です。

以下、トークイベントの内容で印象に残った話題を2点、ご紹介します。

スケルトニクスは実物を見たかった

登壇者の新井さんが「巨大なロボットががっちょんがっちょん動く『スケルトニクス』は、(中継で見ていた人より)現地にいる人の方が何倍も感動したんじゃないか」と語っていました。実際、動画を見ると、これは見たくなりますね。

スケルトニクス

完全に人力により動く外骨格のような装備です。人間の動作をパンタグラフの原理により2倍のサイズに拡大するというメカですが、当然ながら操縦者には大きな身体的負担がかかります。「高度な訓練を受けたパイロットしか乗れない。活動限界は5分」だそうです。

Makeに拒否(?)された秘密の研究「セクハラ・インタフェース」

この日、ゲストとして登場した市原えつこさんは、「夜のニコニコ学会β」という秘密めいたイベントで取り上げられた、秘密めいた研究の話をしてくれました。その名もセクハラ・インタフェース。Makeのイベントで展示を拒否された? という曰く付きの何か。どういうものかは、次の動画で少し分かるような気がします。

これが、静電容量式センサーで人のタッチに反応して大根が喘ぐ自作デバイス(セクハラ・インタフェース)を用いたパフォーマンス(セクハラライブ)の動画です。

「夜のニコニコ学会β」の当日はニコニコ動画での中継はなく、ツイートも禁止という厳戒態勢で紹介されたのだそうですが、「18禁にすれば中継できると思うんですよね」(市原さん)とのことです。

クラブイベントで夜中の3時ぐらいから始まると、ちょうど良い感じの空気を作りそうだ、と思ったりします。テクノロジーの使い方と想像力(創造力?)で人の感性に働きかける試みには、まだまだ未開拓の部分が多いことを思い知らされます。

ニコニコ学会βの次回開催は、「2012年12月24日」だそうです。「年末でスタッフの予定が空いている日」を選んだそうですが、日程をネタにする学会もタチが悪いですね(一応褒めてます)。ニコニコ学会には、もっと世間を騒がせてもらって、何かを生み出す「ひっかかり」のとなってほしい、と思いました。

最後に、ニコニコ学会の委員長である江渡さんの本を紹介します。メディアの「入れ物」の模索をしていた時期に読み、私にとってもとても強い印象を残してくれた本です。次のエントリは江渡さんの本には強い影響を受けています。

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