Java対Android訴訟、Oracle側の弁護士は司法省対Microsoft裁判で名高いDavid Boies氏、同氏はかつてSCO側弁護士も務めた
Oracleが、AndroidがJavaの知的所有権を侵害しているとしてGoogleを訴えた裁判で、Oracle対Google訴訟でOracleが雇った弁護士は、業界の著名人David Boies氏だった。受けて立つGoogleにとって強敵となりそうだ。
例えば、eWeekの記事(その翻訳)に記述がある。TechCrunchの記事のコメント欄では、Boies氏をめぐる議論が掲載されている。
David Boies氏はIT業界の有名人である(Wikipediaにも記載がある)。「TIME」誌の「TIME 100」(世界的な影響力がある100人)にも選ばれている。eWeekの記事にあるように、米司法省対Microsoftの裁判では、司法省側の代理人を務めた。NapsterがRIAAに訴えられた裁判ではNapsterを弁護した(『Wired』誌に氏へのインタビューが掲載されている)。最近のMicrosoft対Salesforceの裁判ではSalesforce側に雇われている(TechCrunchの記事)。
そして、悪名高いSCOのUNIX裁判(SCOがUNIXの知的所有権を引き継いでおり、それを侵害したとして全Linuxユーザーに対価を請求しようとした)ではSCO側の弁護士だった(例えばこのCNETの記事を参照)。なお、Oracleは対SAP訴訟にもBoies氏を起用したとの報道が出ていた。
Boies氏は実績豊富だ。訴訟を受けて立つGoogleにとっては手強い相手だ。ただし、SCO裁判はSCO側の全面敗訴に終わった(参考記事)ことはここに記録しておくべきだろう。
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