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Java技術は「外側で起こるイノベーション」で成長する

Java技術は、「外側で起こるイノベーション」を取り入れていく事で、活力の維持と成長を図ろうとしているーーJavaOneレポートを3本書いたのですが、JavaOne2006のレポートをいろいろな切り口で書く過程で、次のようなストーリーが見えてきました。

* * *

1995年から最近までの間、Java技術はSunとライセンシー企業による共同開発に基づいて作られてきた。JCP(Java Community Process)もそうした枠組みの上に作られている。しかし、今やエンタープライズJava技術はオープンソース・コミュニティ主導。Java技術の発展のためには、Sunの外側のコミュニティをうまく取り込む必要がある。

そこで、JBossなりSpringなりのコミュニティとの協調を図るという方向性が出てくる。JBoss SeamがJCPに提案されたり、SpringとBEAが仲良くなる、といった現象がおこる。

さらにJava技術やJava言語だけにこだわるのではなく、Javaの外側で起きている出来事を取り込んでいく。例えばWeb2.0系の話題(マッシュアップ、Ajax)、それに動的言語サポート。

キーワードは、「外部のイノベーション」あるいは、「イノベーションはエスタブリッシュメントの外側から来る」。

Java技術はこうした外部のイノベーションを取り込む柔軟さ(節操のなさ)により、活力を維持しようとしている。 実は、Java技術の発展は、以前からこのスタイルで行われてきた。元々、Java言語は、C++とSmalltalkから大きな影響を受けている。EJBは「CORBAのおいしい所どり」とも評された。Java技術は、Webサービス技術もとっとと取り込んだ。最近はAjax、そして動的言語(JSR 223 Scripting for the Java Platform、JSR 292 Supporting Dynamically Typed Languages on the Java Platform)。

この後、何年か経った後には何が起きるだろうか。

動的言語の存在感がより大きくなり、動的言語とJavaのソフトウエア資産を組み合わせるシステム構築パターンも定着するかもしれない。アプリケーション開発者の言語は動的言語で、Javaはミドルウエア開発言語になっている、という可能性もあるかもしれないし、組織的な開発作業はやはり動的言語ではなくJavaで、という形に落ち着くかもしれない。

動的言語が、組織的な開発作業の文化を変えるか、変えないか。これは興味深い設問だと思っている。

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