Ajax Experienceレポート(1日目):「AjaxとはDHTMLのことさ」
Ajax Experienceというイベントに来ています。サンフランシスコ市内で5月10日から12日まで開催しているイベントです。今回は、アークランプのyusukeさんと一緒に行動しています。技術的な内容は彼がレポートしてくれると思うので、こちらではフォト・レポートを。
見たところ参加者は250名前後。セッション数は40弱、スポンサー数は7社と小規模なイベントです。中身はコアな開発者向けでした。
オープニング・キーノートを担当したのは、主催者の一員であるAjaxianのDion AlmaerとBen Galbraith(「Pragmatic Ajax: A Web 2.0 Primer」の著者でもあります)。Ajaxという名称をネタに笑いととりつつ(1997年からXMLHttpRequestはあったよね、等々)、「高橋メソッド」ライクなスピーディーな展開で話を進めていきます。
以下、キーノートのスライドから。
「AjaxとはDHTMLのことさ」と言ってしまうと身もフタもないですが、こういう表現の方がしっくりくる参加者が多いイベントということです。
Prototype、script.aculo.us、Dojo、DWRなどのフレームワークが話題に出ました。このフレームワークの作者たちのうち何人かは会場に来ています。
同じく話題に出たツールの一覧。Adobeは今回のイベントのゴールド・スポンサーです。
シェア最大のAjaxクライアントがInternet Explorer6である以上、IE7の事は気になる訳ですが、あまり気にしなくて良いんじゃないか、という結論でした。
Ajaxの立場から見た次世代ブラウザへの注文。JavaScriptのJITコンパイラ、オフライン機能など。
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スポンサー・コーナーを見ると、一番人気はGoogle。名刺を渡すとiPodが当たるということで、人垣ができています。リクルート活動の一環でしょうか。
ブックコーナーではAjax関連書籍を大量に展示販売。ちなみに参加者は、「Ajax Hacks」と「Head Rush Ajax」(共にO'Reilly)がもれなくもらえます。ブックコーナーでは「Programming Ruby」や「Best of Ruby Quiz」が並んでいるのが目に止まりました。「日本から来たの? Rubyいいよね」と話しかけられたり。日本人ならRuby自慢の一席もぶてるようになってないといかんなあ、と思ったり。
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最後に大事な情報を。初日夜のパネル・ディスカッションのサマリーが掲載されています。これは誰かがリアルタイムで書記をしていたものでしょう。このスピードは今風です。質問はすべて客席から出てきたものですが、厳しい良問が多いですね。
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